“なんとなく苦手”というのは苦手意識をはっきり持つ決定打が無かったり、苦手意識を持たないように自制している状態。
人付き合いの中で自分の中で苦手だなーと思うタイプの人って大体決まっていますよね。
だから、自分のこれまでの経験から直感が働いている状態です。距離を開けつつ様子を見ながら付き合った方がいいですね。
そして、私は今まで苦手な人はいないと思っていました。
怖くておっかねー人だなーとかはありましたが、それを苦手だと感じる自分が実力不足だから自分が悪いだけで苦手ではない、みたいな。
あとは、苦手意識を感じるほど人や自分に真剣に向き合ったことがなかったからです。
苦手な人でもどうしても関わらないといけないから関わっているとそれでもやっぱり学びがあり、今回はその学びについてのお話です。
目次
期待外れだと相手の事が理解が出来なくて構えてしまう
まず“苦手”というのは自分にとって扱いにくくてやりにくい人や事柄の事をいいますよね。自分にとってやりにくいと感じた人を苦手な人だと認識します。
では、皆さんとってやりにくい人とはどんな人ですか?
僕の事を見向きもしないタイプのお客さんだと、どうしたらいいのか分からなくなってしまいます。
んー、私は特に思い付かないかな。
ケーキくんはお客さんから興味を持たれる為にショーケースに並んでるのに、見て貰う事すら出来なかったらそりゃ動揺しますよね。
何を考えているのか分からない相手にはやりにくさを感じて警戒するんですが、ではどうして何を考えているか分からないと感じるのだと思いますか?
それは、相手から自分の希望している反応がみられないからです。
私は社会に出てから人間関係はこじれる事なくやってきたつもりですが、ある時今までのやり方が通用しない上司に出会う事になりました。
私の中では一生懸命働いて礼儀正しくやっていた(うっかりミスもやるけど)のですが、私が悪い事もあるけどなぜかその上司は私にだけめっちゃ恐いんです。
最初は得意の気にしない作戦で流してましたが、段々流せない程にあれ?嫌われてる?ってなってきました。凄い警戒されてる感じ。
私も上司の態度に段々心が折れるし腹が立つし話し掛ける時は、またいつあんな恐い態度されるか毎度ビビリながら話し掛けていました。
ある日メールする事がありその流れで「皆もあなたみたいに思いやって協力しながら働けたらなと思います、いつもありがとね」という文が来ました。
お世辞でもなんでもビックリでした。嫌われてると思っていたから業務連絡で終わらせるつもりでいたので、心遣いが嬉しかったです。
ただ単純に嫌われていたらお世辞でもわざわざ言わない事だと思うので、嫌われてる訳ではないんだなと感じました。
ということは、認めている部分もあるからこそ自分の思い通りに動かない私を警戒して腹が立って威圧していたんだなと考えました。
私が上司の求めている態度をしないから、自分が否定されて馬鹿にされていると感じていたという事になります。
私と上司の態度が違うから気付かなかったけど、上司も上司で自分の主張を認めて欲しかったという事なのだと気付きました。
(きっと上司はここまで自覚はありません、私の事を腹が立ったという認識のだけなはず)
自分の短所を浴びる事になるから苦手に感じる
自分がそこまで達していない、全くの未知の分野の人だからこそ扱いにくくてやりにくいと感じて苦手意識が出てきますよね。
先程の上司の例で、私には私の優先順位があるのに押し付けられてこの上司とはやりにくい、怖いし合わないしもう無理、と思っていました。
何より、私が上司に太刀打ちできる訳もなく楯突くつもりもないので諦めていました。
しかし、上司の主張に納得がいかない所があるけど確かに私も悪い所があるからステップアップになるしそこは見直そうと思いました。
出来るようになった方が自分に都合が良いし、良い機会だと思って自分の行動を改めるようになりました。
そうしているうちにあのメールがきて、職場でも笑いながら話せるようにりました。自分を見直したら諦めていた関係も見直されていたということです。
上司もこのままでは駄目だと思って態度を改めるように意識してくれた可能性もありますが、上司への苦手意識がかなりなくなっていました。
何を考えているか分からない人と良好な関係であれば問題ありませんが、スムーズな関係を築けていなければ扱いきれなくて問題が出てきます。
例え嫌な奴でも“アイツ嫌な奴やしもう無理”となるとそれまでですが、そこはさておき自分の未熟だった部分もあるはずです。
だから問題が出て苦手意識に繋がるので、実は苦手だなーという相手に出会ったときは、自分の未熟な部分があらわになっているのです。
いつもマウントをとってくる苦手な人がいるとします。もちろんマウントを取る方が悪いですが、マウントを取られたくないのであればどうしますか?
マウントを取られないような受け答えが出来る自分になるのが良いですよね。今後の自分の為にもなります。
では、コーヒーさんのように苦手な相手がいない人はどういうことなのでしょうか?
自分で言うのもなんだけど、未熟な所が無いっていことなのかな?
というよりは、自分や人の悪い所を見ようとしない場合や、自分に未熟な部分は無くアイツが悪いとなる場合は苦手意識は出てこないです。
自分は正しいと思うことは危険と隣り合わせ。誰も分かっているけどいざという時は誰も自覚が無いものです。
苦手な人との付き合い方
苦手意識を乗り越えて関係を再構築できるに越したことはありませんが、話にならない相手もいるのも事実です。
認められたくて頑張るに相応しい相手かどうかはやはり早い段階で見極めたいものですが、失敗してトラブルになる時もあるかもしれません。
見抜いてかわせなかったのは、自分の予測が甘かった事、経験値が無かった事を悔やむしかないけれどもう仕方がないです。
けれど次は同じ事をしないようにしましょう。
また違う場面で同じ失敗をしないように自問自答の時間は必要だと思います。
仕事場の上司とは、割り切って付き合うと決めてもそれでも辞めたいなーってなるくらい嫌でした。
自分も相手も悪気はないのですが、自分を守るために色々な反応をするのが人間なので合わない事も出てくるものです。
“自分の心が喜んでいない”のならもう苦手判定して今後は上辺だけニコニコのお付き合いにする判断をしましょう。
まとめ
苦手だけど付き合わないといけない人っていると思います、さら〜っとかわせる相手なら良いですが、そうもいかない場合もあると思います。
今の距離感で良いのかどうなのかを判断するのは、やっぱり自分の心がどう感じているかだと思います。
“気になるけどまぁいいか”や“付き合わなければならない”という感覚なのであれば、心が安心できる距離を開けましょう。
他に、苦手な人の乗り切り方は皆さんはどのような工夫をしていますか?こんな工夫をしているものがあったら教えて下さい。