人間関係では尊重する事が付き物です。相手を尊重しよう、子どもを尊重しようと聞いて、その通りだな!と共感する事がありませんか?
けれど、尊重って何となく分かるけどいざとなると自分が尊重した関わりが出来ているのか、これであっているのか分かりません。
それは“尊重”を雰囲気でしか捉えておらず、具体的にどうするかを考えないからです。
尊重の中でも身近な人と関係を築く時の尊重は別の言い方をすると“相手の価値観や自尊心を本気で気遣う”事だと思っています。
(✼自分探しをして自分らしさの見つけ方や自分らしく過ごせる良さについても合わせて参考にしてください)
今回は身近な人と尊重についてのお話しをしていきたいと思います。
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目次
身近な相手への尊重の方法
身近な相手じゃなければお互いに気遣いし合う程度で尊重が成り立ちますが、身近な相手へはそれでは尊重が足りません。
相手が身近になればなる程、理解して欲しい、理解してくれるはず、と自分の価値観をどんどん求めてしまい尊重が難しいから本気が必要なのです。
関係が深いならその分深い尊重が必要だという事です。
そして相手も同じ状況だと考えましょう。
皆さんは、身近な相手と考えが違う時、自分の考えを相手に伝えるときはどういう風に伝えますか?
私は思った事を口に出すタイプ。理解して欲しいし、言えば分かってくれると思ってるの。
僕は、なんで分かってくれないのかとモヤモヤするタイプなのかもしれません。
この二人のように態度は違っても“理解してくれているはず”や“理解して欲しい”というのが相手に対して心の底にあるのは同じです。
けれど、よく考えてみてください。当たり前の話ですが、相手は自分ではないので自分の考えを分かってくれる訳がないんです。
分かって欲しい事を口に出す事が続くと、相手もいい気はしません。例え自分が悪くてもいつも口に出されたら嫌な気持ちになりませんか?
“出来てないから言う”のは、毎日付き合う相手に分かって欲しい事をいつも言葉で伝える事が毎回正しいとは思いません。
なぜなら、自分を否定され続けて反発心を抱き反抗的になるか、心に蓋をする事に繋がるからです。
それと、なんで分かってくれないのか、相手の粗探しの様な事をしても関係が悪化する方に傾いてしまうだけで意味がありません。
大切なのは、なんで分かっていないのだろう?です。(もしくは、どうしたら分かるのだろう)
“分かって欲しい”や“分かってくれない”と感じて働きかける事は努力しているように感じますが、実際には相手に求めるばかりで受け身の状態です。
本気で変化が欲しい時は、相手の気持ちや行動がなんでなのか理解しようとする自分に変えて、どうやったら変われそうかを工夫する事です。
毎日関わる相手なので毎日尊重して毎日向き合わなければいけないので、慣れていなければかなり本気がいるから大変でしょう?
身近な相手ほど分かって欲しい気持ちが強くなり、または分かってくれるのが当たり前だという気持ちも強くなります。
けれど実は一方的な思い込みで、相手には相手の気持ちがあり自分には自分の気持ちがあるという事を意識する事から尊重につながります。
自分と相手の違いを具体的に考えれば、相手の気持ちを尊重した自分らしい関わりができます。
自分を分かってくれるだろうと錯覚するくらい、自分にとって大切な存在だということです。大切なのであれば、大切にしましょう。
本気だからこそ尊重する事が難しく努力が必要です。
大切な人を尊重すると自分を大切にすることになる
“理解して欲しい”や“理解してくれているはず”だと思っている相手なら、それだけ重要な相手なのでその相手を尊重する事は自分を大切する事に繋がります。
けれども、自分の気持ちや行動を大切にして欲しいのが目的だと尊重は続きません。
なぜなら、自分で自分の気持ちを尊重する方が簡単だからわざわざ相手を本気で尊重するような難しい方を選ぶ必要が無いからです。
けれどもそれは目先の尊重であって、自分は一人では生きていけないのだから自分の重要人物を大切に出来ないことは自分を大切に出来ていないのです。
逆に“何も期待してない”や“何も求めていない”という考えの人もいると思いますが、向き合うことを辞めているから大切に出来ていない事になります。
ということは自分の事も大切に出来ていない事に繋がるので、なんか歯車が噛み合わないような感覚があります。
自分を大切にする感覚が分からない人もいると思いますし、それが悪いことではありません、自分のせいでもありません。
けれども、大切にしなければいけない人がいるなら、大切に出来ないとその人の人生やその周囲にも影響が出てきます。
気付いた時点で向き合うかどうかを決めるのは自分ですし、どこまで意識するかさじ加減も自分で決める事です。
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尊重してもらえる事に感謝できる
私は4人家族で、先日こんなことがありました。世界で一番好きな人は誰かを6歳の娘が質問してきました。
なんと、全員迷わず私と答えてくれたのです。夫も娘も息子も、そして私も(笑)
私は好かれたいとも好かれて当然とも思った事はありませんが、ずっと皆を尊重する努力はしています。
そして、間違った事もあったと思うけど皆が私の声を聞いてくれて向き合ってくれている努力を当たり前だと思っていませんし、感謝しています。
全員が私だと答えたことが、果たして良いことなのか分かりませんし、例えお世辞(特に夫)だとしても、そう答えて貰ったことは感謝でした。
今回のように考えると尊重する事は簡単ではないと分かります。けれども、自分が大切にしていた相手からこのように反応が見れるのは嬉しい事です。
尊重して貰った時は、感謝の気持ちを忘れずにいたいものです。
まとめ
私は、日常生活において人の気持ちを尊重する事に重きを置いて過ごしていますが、失敗や余裕の無さで自分の未熟さを感じる事も多くあります。
自分に余裕が無い時に、相手を尊重する事は難しいのですが、逆に考えると余裕が無い時こそ相手をおろそかにしやすい事が分かります。
余裕が無い時の自分と付き合ってくれた相手には感謝の気持ちを持ちたいものです。
自分だけでなく大切な人の気持ちを具体的に考えて向き合う事は簡単な事ではないので努力が必要ですが、必ず何かしら結果が出できます。
良い未来に繋がる今を選択するには困難な事もありますが、自分にはいい未来を過ごす価値があるので努力も悪いものでは無いかもしれません。