二人目を妊娠してから、上の子が情緒不安定になったという話をよく聞くことがあります。
ママの変化やなんとなくこれまでと違う空気感の違いに気付いて不安になる子がいるのかもしれません。
我が家は、上の子が2歳になったばかりの時に妊娠が分かって、2歳8ヶ月の時に下の子が産まれました。
つわりや逆子でお腹が貼りやすかったり、上の子のお世話もあって大変な10ヶ月でしたが、自分もしんどいながら上の子の気持ちも気になりますよね。
妊娠中の上の子の気持ちは産後の赤ちゃんの受け入れにも影響してくるものです。
今回はタイトル通り、妊娠期間中に上の子への気持ちに配慮した関わり方を記事にしていきます。

目次
お腹の赤ちゃんの存在を上の子に押し付けない
私は末っ子なので上の子がどんな気持なのかわからないけれど一番上の立場の人から、妹が産まれて我慢が増えた、と聞いた事がありました。
妊娠だけでも身体も社会的な変化も大変なのに上の子にとって兄妹ができるという事を安易に考えるものじゃないんだなという気持ちがありました。
私が妊娠が分かった時に感じたのは“赤ちゃんの事で上の子が嫌な思いをして欲しくない”というものでした。
まずは2歳の娘が興味を持つまで赤ちゃんの存在を伝えないでおこうと決めました。
え、なんで?喜んでくれるかもしれないし早く伝えた方が良さそうなのに!
赤ちゃんを分かって欲しいという親の気持が娘の負担になったら嫌だな、と思ったからです。
上の子の年齢によって楽しみに待てる年頃なら伝えてもいいかもしれませんね。
子どもの為に妊娠の絵本を読んだら不安になる子も聞きますし、構えてしまうような敏感な子は特に親が張り切らないのが良いのかもしれません。
娘がお遊びでお腹を踏み付けようとてきた時は「赤ちゃんが潰れるからやめて」と注意しても、伝えることはあくまで踏みつける事を辞めさせる事です。
だから2歳の娘がそれを聞いて「え?赤ちゃんいんの?」となる事もなく、ただ踏むのを辞めてくれていました。
結局、お腹が大きくなって視覚的に赤ちゃんがお腹にいるとイメージしやすい妊娠後期、娘が2歳半頃に赤ちゃんの存在を伝えました。
「赤ちゃんがいるの?」と不思議そうに何度も確認してきて「へーそーなんやー」という反応でした。
そしてその後もいつも笑顔で元気な娘のまま過ごして、特別変わった様子はありませんでした。

赤ちゃんを“楽しみ”にするより“拒否的”にならない事を意識する
上の子がまだ幼い場合、赤ちゃんを楽しみにしてほしい理解してほしいというより、赤ちゃんを嫌にならなければいいのかなと思います。
つわりの時期は“赤ちゃんのせいで自分が構ってもらえない”と感じたら嫌なので「ごめんけどしんどくてできない」というような内容で断っていました。
その代わり「寝転んで遊ぶのはどう?」とガッカリで終わらないように、人形遊びを提案して寝転んだままで遊びました。
(しんどいので一緒に遊んでる風)
お腹が張るので抱っこ出来ない時や走れない時も「今しんどくて出来ない、ごめんね」「その代わりお家で座って抱っこできるからね」とフォローも。
娘は物わかりが良いというか素直というか、説明したら「ふーんそうなんやー」程度ですぐ引いてくれるので助かっていました。
それが余計我慢させてるんじゃないかと気になりましたが、お構いない時は遠慮なくグイグイ求められていたので、元気な時は可能な範囲で応えました。
あと、二人で出掛けるときはバギー必須です。本人が乗るより、荷物を乗せて何かあった時に少しでも抱っこ出来る為の準備。
とにかく「赤ちゃんのせい」と感じさせないようにする事と「自分は見てもらっている」と感じて欲しかったのです。

自分があまり神経質にならないようにする事も大切
印象に残っているトラブルをいくつかお話します。
子どもと外に出ている時に機嫌を損ねてひっくり返る時があります。つわりやお腹が張ってしんどいときは、まるで地獄絵図のようです。
そしてその時多いのが、通りすがりのおばちゃん達が「ママは赤ちゃんがいるからしっかりしなきゃ!」と娘に声を掛けてきてくれるんです。
声を掛けてきてくれる通りすがりのおばちゃん達が本当に多くて、私のルールを破って容赦なく言葉が投げかけられる事もあります。
外で機嫌を損ねてひっくり返るのは“ママが妊娠中”もあるけど、困るから普通に辞めてほしい事でもありますよね。
なので正直、おば様達にやめてくれ〜でしたが気にかけてくれるだけ有り難いか、とも思ってやり過ごしていました。
妊娠経過に問題が無かったので、自分が神経質になりすぎないように他の人の意見を否定的な気持ちにならないようにも気を付けていました。
私が神経質になると娘も敏感になるからです、まぁいいかー、も大事です。
おば様達は、妊娠中のしんどさが分かるからこそ気にかけてくれるのかもしれませんね。
私と上の子とのやりとりで多かったのは
私「靴は自分で履いて!」
子「嫌だ!やってほしい!」
このやり取りだけはほぼ毎日やってお互い思い通りにならずイライラ。この時ばかりは私も感情的になっていました。
「しんどいから自分でやってほしい、靴くらい自分で履いて、荷物いっぱい持ってるし無理、玄関狭いし!」
一度のイライラ要素が多くてたかが靴の事ですが私のキャパがオーバー。
けれど、妊婦って本当普通にしんどいんですよ。子だくさんのお母さんホント尊敬します。

まとめ
とにかく娘と産まれてきた赤ちゃんが楽に過ごす為に、上の子が産まれた赤ちゃんをスムーズに受け入れて欲しいと思って関わっていました。
そのお陰か、妊娠中に娘の様子がいつもとちがうなーと心配する必要も無く、大きなお腹が面白くて気に入っていつも興味深々でした。
お腹が動いた時にちょうど触れた時も凄く楽しんでいて、その姿を見るのも可愛かったです。
上の子がお腹の赤ちゃんをどう認識しているかで産後の過ごしやすさも変わってくるので“見ているよ、大切だよ”というのを実感させてあげる事が大切です。