私は毎朝、仕事に行く前に保育園に子ども二人を送って行きますが、、、まぁ大変ですよね。
子どもに準備早くしてよ!ってなります。
けれども「早くしなさい」は責める言い方になるので、そうならずに済むならそうしたいと思いながら日々関わっています。
まさに先日やってしまったと思ったことがありましてその時に気付いた事についてのお話です。
目次
早くしなさい!は子どもを否定してしまう言葉
自分の支度もしながら子どもも支度させて朝ごはんの片付けなど、時間に間に合わせる為に3つくらいを同時進行させてます。
早く起きて準備終わらせて早目に出ようとしても、なんか結局出るときにモタモタなっていつもと同じような時間になったり。
私は自分が早くしてと言われるのが凄く嫌なので子どもに言うのも苦手で、極力言わないようにしていますが、精神的に追い詰められたらやっぱり言います。
「早くして!!」
苦手な事なので、言った後の罪悪感が凄いのですが、言われた子どもの方が案外ケロッとしてたりします。
僕も言われるの嫌です。
けれど親にも事情があるのよ、とにかく大変なのよ。
言い訳になるけど、ホントそうなんですよ。自分だけ起きて支度するのも大変ですよね。(ついダラダラしちゃうので)
親になったのだからつべこべ言わずやるしかないのですが、私は「早くして!」と言われるのが嫌なので、子どもに言うのも抵抗かあるんです。
どうして「早くして」と言われるのが嫌なのかと言うと、自分の行動が否定されている言葉だからです。
もたもたテレビを見て着替えない、靴を履くだけなのになんか文句言ってきてぐだついて時間がかかっているけど、親は仕事があるから早くして欲しいんです。
けれど、幼児はまだ子どもなので自分の気持ちが最優先です。そこの配慮が欠けてしまい大人のペースで関わると「早くしなさい!」となります。
毎日言われ続けると、自分の気持ちを見てくれない、自分の気持ちは間違っている、と感じて自己否定に繋がる事になります。
テレビを楽しんでる気持ちは間違っていませんし、靴を履く時にぐだついてしまう時の子どもにも気持ちがあります。
ただし、親の時間が無い時にそれをされてスムーズに行かないとイライラしてしまいます。
それを親のペースで関わると急かし立てる状況になってしまい、子どもの気持ちと向き合う事にはなりません。
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親に事情があるように子どもにも事情がある
先日、出発の準備は早目に出来ていたのですが、いざ行くとなると下の子が「行く時間になるの早い〜」と泣き出してしまいました。
引きずり出して行かすのが苦手なので、息子の訴えを聞いて、息子が保育園モードに切り替わった所で出発する事になりました。
が、娘が荷物も持たず部屋をウロウロしはじめました、やっと行けると思った所なので、え?なにしてんの?と聞くと「マスクが無いなーと思って」と。
さっきの時間に準備できたやろ、早くしといてよ!と少しキツめに言いました。
娘はケロッとしていたけど、その後めっちゃ自己嫌悪なるし、最近娘のこのワンテンポ遅い感じがよくあってよくイライラしてしまいます。
このイライラと自己嫌悪が嫌なので、どうしたら無くなるのかを考えました。
娘は、私が息子の対応に必死になっている間はいつも文句も言わず横で待ってくれていることを思い出しました。
きっと、弟を待つ時は自分の世界に入って時間潰しをしていて、この時も弟を待っていたので自分の時間を過ごしていたんだと思います。
自分は待つのを当たり前にできるから、家族が自分を待ってくれる事に違和感もないのかもしれません。時間の管理にまだ意識が無いのもあります。
(もちろんそれ以外の理由もありえる)
それでも、いつも文句言わずに待ってくれているのにそこは気付かず、今の時間なにしてたん?って、、、
いつものように待ってただけなんだね。
間違ったことは言ってないかもしれないけど、言い方が失敗したなー、とヘコみました。
(丸1日ヘコみました)
次からは待ってくれてる時も注目して、待ち時間を有効に使った方がいいよアピールを仕掛けてみることにしよう、と決めました。
子どもの行動には理由があります。理由を見ずに行動だけで判断してしまうと、子ども本人の事情は見えません。
「早くして」以外の言い方を工夫してみる
当たり前過ぎて気付かなかった娘の良い所を、危うく見逃すところでした。
(本人も気付いていないですが)
それにこういう時の「早くして」は結構強めに求めている状態なので、更にヒートアップするともっとキツい求め方になりかねません。
これを防ぐためにも慎重に言葉選びを工夫して、本当に子どもがチンタラ呑気に遅い最終手段の時だけにします。
(“早くして”が通常手段で最終手段が“引っ叩く”があるかもしれませんし、どうするかは自分で判断するのが良いですね)
それ以外は、自分が余裕が無いのもあるかもしれない、今朝の娘のような事もあるかもしれません。
「早くして!」が出そうになった時や言った後に、他の言い方が無いか振り返って、言葉のレパートリーを準備しておくと良いです。
まとめ
そもそも、相手に求めた言い方をしてしまうのは相手が自分の思うように動いて欲しい、自分の余裕の無さをカバーしてほしいと期待しています。
それを、幼児または小さい子に求めても通じるものではないので、言い方ややり方を工夫した方がスムーズに事がすすみます。
子どもを急ぎ立ててしまう事を気にしている方がいたら、少しでも参考になればいいなと思いました。
私は逆に、引きずり出してでも物事を自分優位に進めれるくらいの勢いが欲しいくらいですが、できないんですよ〜。
それくらい自分のやり方を変えるのは難しいです、どうやって変えるかを具体的に工夫するのが大事。
皆さんの子どもへの声掛けの工夫の仕方などありましたらコメント頂けたら喜びます!
ありがとうございました!