子どもに限らず人は自尊心の塊で、例え自分が悪くても自分を否定される事が大嫌いなので、怒られた分だけの抵抗心が反射的に沸きます。
怒る側の言いたい事が相手に入りにくいから怒らないほうが良いという考えから“怒らない子育て”というものがありますよね。
子どもを怒ってしまうのを、ちょっと抑えた方がいいかなぁと感じている人に読んで頂きたいお話をさせてもらいます。
目次
怒られた時の子どもの反応のパターンを見る
うちの子ども達は、怒られるかもってなった時に「ママ怒らないでね」と先手打って来ることもありますし、怒られるのって嫌なんですよね。
僕は怒られたら萎縮してしまうので、怒らないに越したことは無いと思います。
嫌なことがあったのに怒るなって言われて、じゃあこの怒りはどうしたらいいの?
怒られた方は、イライラしたり(うちの上の子)、不安になって泣いたり(うちの下の子)、心を無にして無視して耐えています。
何か違うんです、イライラさせたい訳でも不安にさせたい訳でもなくて、自分が何をやらかしてしまったのかを感じて欲しいだけなんです。
かと思えば怒ったときに凄く素直に“やってしまった”と入る時もあるんです。
だから、子供の反応を見ていたら今怒ったのなんか違ったなと感じる時と感じない時があります。
先日娘が保育園の帰り道からとにかく機嫌が悪くて、疲れてんのかなー嫌な事でもあったのかなーと最初はやんわり対応してました。
けれど態度がエスカレートしてきて、明らかに私に当たってワザと嫌な態度をしています。態度の悪さに堪忍袋の緒が切れます。
が!ここで私が怒っても売られた喧嘩を買ってるようなもんだと思い留まり、違う表現をしました。
「ママめっちゃ腹が立ってめっちゃ怒ろうとしたけど辞めたで、偉い?褒めて」
「・・・凄いね(笑)」
と褒めてくれました(笑)それで娘も気が変わってそのままその場は収まりました。
これは私が、普段の娘の様子からどう対応したら自分のストレスが少なく娘をギャフンと言わせてすぐ終われるか、というのを考えて出した作戦です。
結果は、思惑通りにそのまますぐに終わり、作戦大成功という事でした。
怒る時は子どもの状況を見る
この時に感じた事ですが、怒るのも仕方がないという場面と、怒らない方が良いという場面を見極めるのが大事だと思いました。
人には考えの癖があるので反応も大体パターンが決まっていて、今怒ったらこういう反応するなーとか予測が出来ます。
食べ物を見て、あの子の好きそうな物だなー、とイメージできる感覚ありますよね、それと同じ感覚。
興味を持って見れば見るほどイメージがしやすいのですが、なんせ腹が立ってるからこっちが予測をする心の余裕が無くなるんです。
親からしたらどれも腹が立つので“感じたまま怒る”か“怒りを抑えて諭す”のかを親の状況で決めがちだと思います。
けれども、親を怒らせている子どもの気持ちはその時々で違うので本当に伝えたい時は場面によって対応を変えた方が入りやすいです。
自分が怒った時の状況と、子ども反応を意識的に見ていると少しずつ把握できるようになってきます。ただし、親の努力は必要になります。
気を長くする方法を紹介
私は、気は長い方です。堪忍袋の緒が切れるまで他に解決策が無いか必死に考えるからその間にキレるのが伸びているからです。
「アレコレ考えたのにもう他の手段が思い付かない、この状況で文句を言ってくるなんてワガママだ!」となった時にプツンと切れます。
堪忍袋の緒の長さは人それぞれですが、切れる所を少しコントロールすると今までと見えてくるものが違うと思います。
怒りが湧き始めた時に、ふと子どもの様子を気にしてみてください。これを意識するだけで、自分の事も少し引いた所で感じ取れます。
怒りをぶつけたいだけならぶつけてもいいかもしれません。けれど、受け止める器が子どもに無い状況なら空気が悪くなるだけで後味が悪くなります。
自分の怒りが我慢出来ないだけなのか、問題を解決させたいのか、少し考えれるように訓練ですね。
どの伝え方が良いのか少し考えて、パターンを把握するためにアレコレ考えながら子どもと向き合う時に役に立てば幸いです。
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まとめ
我が子と言えども腹が立つものは腹が立ちます。寝顔が一番可愛いとは本当にその通りだと感じる日々です。
怒り方一つで、子どもの受け入れ方が変わってきます。親の言うことの受け入れ方が変わると言うことは、今後の生活にも大きな影響がりますよね。
怒りたいのか伝えたいのか、いま一度考えてみてください。