✼子どもに合った関わりをしたい/その子の自尊心に注目すると関わり方が分かる

子どもの自尊心の見つけ方は「どんな時に心が震えるほど拘っているか」に注目する事で分かることがあります。

以前《✼子どもの自尊心を傷付けない関わり方を見つける》で6歳の娘の話をさせてもらいましたが、4歳の息子も何となく自尊心が分かってきたような気がします。

逆に心が震えているのが分かりにくい子は、自分の心を一定に保つ事を大切にしていて、私と同じように平和をこよなく愛しているタイプかもしれません。

今回も、日頃の息子との関わりの中で見えた事についてお話していきます。

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普段と違う心情が現れている出来事はどんな時?

ではまず復習からいきましょう。自尊心て何だったかおぼえていますか?

自分の存在価値を認めれる気持ちの事です。

そうですね自分の存在価値を実感するのに大切な自尊心。それを大事にされていないと感じたときに凄く不安を感じてストレスになります。

「何かいつもより頑固だな」「何かいつもと泣き方が違うな」「何かいつもより怒ってるな」などの“おや?何かいつもと違うぞ?”がポイントです。

人は思考に癖があるので、なんかいつもよりストレス感じてない?という反応をする所が大体決まってきます。

例えば以前の娘の記事では、転けて泣くことはよくあるけどその時はいつもより長く泣いていたので、転けただけで泣いてる訳じゃないなと感じたのです。

どうして何時もより長く泣いているのかな?その理由は何でかな、という所までを辿ると見えてきます。

息子の場合、元々よく泣くし頑固なので分かりにくい所もありますが“心が震えるほど拘る”感じが分かるようになってきました。

先日、連休明けの保育園を凄く嫌がっていたけど(いつもの事)、なんとか受け入れて家を出てくれて、マンションの階段を降りていました。

息子が「(いつもの)青ジャンバー着てない」と気付いたけど、その日は寒くないので持っていた薄手の上着で大丈夫だよ、と伝えました。

ここで“青ジャンバーが良いスイッチ”が入りました。普段なら説明したら「ふーん」と納得していたのにこの日は譲れなかったようでした。

気温的には薄手の上着でよかったのですが、息子の気持ち的に絶対青ジャンバーが良くてもう大泣き。それは分かったけど問題がもうひとつ。

部屋まで取りに戻るの遠いんです。だから、その後も何度が薄手の上着で行こうと説得したけど、絶対青ジャンバーが良いらしく、、、

「もう、分かったからそこで待ってて」と時間も無いので大泣き息子を置いて(娘は一人で下まで降りていた)部屋に青ジャンバーを取りに戻りました。

そして、青ジャンバーを着させようとしたときに「イヤっ!」と泣きながら拒否。もう本人も青ジャンバーを着ることが納得できなくなってました。

「イヤっ!青ジャンバー嫌い!」

いや、何回“青ジャンバー”出てくんねん!

(そこも気になる)けど、朝から振り回された感満載ですね。

「え?せっかく青ジャンバー持ってきたのに!じゃあこっちのジャンバー(薄手)着る?」と聞いても、もう何もかも嫌になって全てを拒否でした。

出来るだけトラブル無く進めたい、自分も相手も納得したいスタンスが失敗に終わったやりとりでした。

(チーン)

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今回の失敗から息子の自尊心が何なのかを振り返る

息子は赤ちゃんの時から“未知な事への不安”が強く、馴れてくるまで凄く慎重派です。(ビビリ)

連休明けの保育園で気持ちはブルー。いつもの青ジャンバーじゃないと嫌な事を私が受け入れなかった事で更に不安になったようです。

普段なら割とすぐに「ふーん」と私の意見を受け入れれるのにこの時は最初の説得から結構強めに“イヤ”となっていました。

この最初の時点で、いつもと違うぞ?という感覚があったのですがこちらも対応に必死なので見逃してしまい、いつもの大泣きがはじまりました。

(この大泣きが結局“また始まった”という感覚になってさらに見逃しやすくなるんです)

青ジャンバーは、保育園の為に気持ちを整える装備のようなものだと思えばよかったのかもしれません。

気温とかそういうつもりで着ようとした訳じゃないから私に受け入れてもらえないのか理解出来ず不安が強まって、さらに取り乱してしまいました。

連休明けのブルーテンションながらに保育園の準備をしようとしていただけなのね。分かるワ〜。

前から未知なものに強い不安な反応をしており、今回も“待ち構えている不安(保育園)”が彼をここまで動揺させているのだと感じました。

このことから、息子は自分の存在価値を感じれる意識が先にあり、先に不安がある事で自尊心を満たせていないから不安がどんどん強くなるのです。

この息子の感覚が分かる人には当たり前のように分かると思うのですが、私の場合は息子と違って意識が先に無いので、このような咄嗟な場面で気持ちが分かってあげられないのです。

そしてこれは私と息子だけに限らず、人間関係でのすれ違いの多くは、どこに意識を置く事に重きを置いているのかが違う事からすれ違いが起こるものです

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振り返る事で改めて気付ける事もある

私にはその感覚が無いのでとにかく息子の反応が分からないのですが、振り返って考えた事でこういう事だったんだなと分かったので次に繋げれます。

いつも受け入れれる事が受け入れれないほど、先の事に対する不安が強いこの根本にある自信の無さは今後も彼の課題になってくる事が分かりました。

4歳なのにキチンと心の準備しようとしてて素晴らしいじゃないですか。

そうですね、こうやって向き合ったら偉いなーと気付けます。その時は、なんでこのくらいで!となってしまいます。

大人と子どもは違うし、私と息子も違う人間なので、理解が出来ないから失敗は仕方がないですが、向き合ってみるとこのように良いところが見えますね。

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まとめ

彼と関わる期間、親としてゆっくり見守ってサポートしたいと考えます。

子どもの自尊心を理解するために、人の心はどんな自尊心があるのかを知れる心理学を参考にしました。

知りたい方が多ければまた記事にしたいと思いますのでコメント頂けたらと思います。

その記事は《✼いつも同じ失敗が辛い時に、エニアグラム心理で自分の自尊心と向き合った》です