✼0〜2歳の親子関係が不十分だと子どもが生きにくくなる可能性がある

0~2歳(乳幼児期)はまだまだ自分では何もできないので親に身心共に依存した生活を送ります。

そのため“身心共に自分を任せられる”と実感することが最初の心の課題です。

それを実感できなければ親以降に出会う人への信頼感へ影響します。

乳児期で“自分を任せても良い”と安心感があるからこそ安心して生きていけて、自分から次のステップに目が向けられる訳です。

前回の記事では幼い頃の感覚から性格が作られるというお話をしましたが、今回はそれより前の時期で得ることが出来る基本的信頼感についてのお話です。

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基本的信頼感を持てる

基本的信頼感とは“自分は認めてもらえる存在だ”と周囲に信頼感を抱くことです。

もちろんそれが、自分の存在への自信に繋がります。

心理学者エリクソンが唱えた有名な発達理論です。

乳児期なので意識的でなく、無意識なところからくる周囲の世界への印象の事。

ということは、成長していく過程でとても大切な事ですね。

私はコーヒーを飲めない人がいるって聞いたときは凄くびっくりした!残念だけど仕方ないわね。

コーヒー好きの人が大切にコーヒーさんを作ったんでしょうね。

このように自分の存在を疑ってないのは基本的信頼感を得ていると言えます。

自分の存在を認めれていれば、コーヒーさんのように人との違いを上手に受け入れられる事ができます。

“自分は大丈夫”という安心感は周囲に対する信頼感からもきています。

周囲を信じる事ができる感覚を当たり前のように持つことができるそうです。

私の生きにくさの探る中で、この基本的信頼感を得られずに育ったのでは無いか、というところに辿り着きました。

この事から、基本的信頼感が得られずに育った人は“生きにくさ”を感じる事になると実感しています。

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基本的信頼感が得られなければどうなるか

というのも、私は周囲に対する信頼感を持てていない事に気付きました。

自分と向き合っているうちに、心の孤独感がどうしても埋まったことが無い事に気付きました。

周囲を信じる感覚を当たり前のように持っていません。

夫や我が子、友達を信頼してもいいと頭では分かっているし、信頼していないつもりはないんです。

けれど“孤独感”が埋まったことが無いというのは、周囲を信頼していない。

だから常に孤独を感じているという事だと繋がりました。

無意識に周囲を信頼してないってどういうこと?嫌いなの?

嫌いじゃ無いです、むしろ私にとってとても必要な存在です。

みんな私に無いものを持っていて、感謝しているほどなんです。

「なのにどうしてこんなに孤独感が、贅沢な私が悪いな」という感覚になる事も。

そしてこれで気付いたのですが“自分が悪い”という意識が当たり前のように私の心にある事に気付きました。

“人がいつ否定してくるか”という無意識の感覚。

周囲が自分を認めることは無いという無意識の周囲へ信頼の無さを自覚しました。

根本的に“こんな悪い自分なんか誰も認めない“があるから孤独感が常にあるのだと繋がりました。

そして元を辿ると、夫や子ども友人以前に両親に対して気を張る事が当たり前だった事に気付きました。

そりゃ警戒しない方法を知らんわ、となりました。

私程度の感覚の人は多いのではないかと思います。

どこにいても居心地が悪く、空虚感、リラックス感が分からない感覚。

あとは、受け入れてもらえないという警戒心から人に受け入れられる受け答えを選びます。

自分の気持ちより人に合わせすぎた行動をしてしまいます。

周囲に安心感を抱けないのを引きずったまま成長していくと様々な弊害が積まれていきそうだなというのは、あなたも想像が付くと思います。

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どのように関わったら良いか

では乳児期の子どもとどのように関わったら良いか。

どうすれば基本的信頼感を得ることができるのかという事ですが、普通の事なんです。

0~2歳の子どもに合わせたコミュニケーションをとることです。

この時期の子ども相手に、こんな風なダラダラ長い会話はしませんよね。

スキンシップ、表情、周囲の雰囲気、お世話がこの時期のコミュニケーション。

正解というのはなく、しいていうならその子が安心する方法が正解です。

母から聞いた話ですが、私は赤ちゃんの時から抱っこを嫌がる子だったそうです。

赤ちゃんて抱っこ大好きなハズですよね。

その頃の家庭環境は、両親の不仲で怒鳴り声が響くのは当たり前でした。

私自身が刺激に敏感だったのもあるかもしれません。

外部への安心感が得られないから抱っこの刺激も不快なものに感じたのかもしれません。

赤ちゃんは赤ちゃんなので、全て主観で物事を捉えますね。

何がなんだか分かってないから自分が不快を感じるとそのまま自分の事を不快に捉えてしまいます。

だから、不快な感覚が多ければ多いほど、外部からの刺激なのに無意識に自分の事を不快に感じてしまうと言うことです。

それが後に、私のように無意識下で“自分が悪い”というのが前提で生きるとなると、生きにくいです。

赤ちゃんが安心を感じられる空間を作ることがその後、周囲へのイメージに関係します。

そのため、抱き癖・泣き癖がつくから抱っこしない方がいいとか昔の子育てにはあったかもしれませんが、今は個性の時代です。

その子が望むならいくらでも抱っこしてあげても良いし、満足すれば自立していきます。

(その時の親が大変ですが)

そんな時代です。

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まとめ

思ってた以上に私が自己肯定感が高くない事に気付き、孤独感に気付き、それが30歳を超えた頃。

けれど、周りを見渡せば自己肯定感が低い必要もなく孤独感をもつ必要もありません。

周囲がしっかり私を認めてくれている事が自分でも分かります。

もし乳児期の関わりで心残りがあったとしたら

私のように“信頼しても大丈夫だという知識”として実感して、後は成功体験を積んでいくこと。

この時期の感覚を取り戻すには早ければ早い時期が良いので知った今から取り組むことが大切になります。

とにかく子どもの気持に寄り添おうとしたり気持ちを聞いてあげる、存在を認める事。

気にしてくれているんだ、と安心感につながるはずです。

次回は、この流れで夫婦喧嘩が子どもに与える影響についてお話していきたいと思います。

ありがとうございました。