夫婦間で意見の食い違いから、話がまとまらない時ってあると思います。
あーもう、分かってないな。
話にならないな。
そんな感覚になるのではないでしょうか。
ちなみに、うちの夫婦は基本意見が大きく食い違うような事はありません。
どちらか拘りがある方にもう片方が合せる、というスタンスでやっています。
気持ちのすれ違いから喧嘩をする事はときどーーきあっても、正論と正論が衝突した事は無いと思います。
(覚えてないだけかな)
それでも一緒に子育てをしていく中で夫と私のやり方の違いが印象に残った出来事がありました。
夫婦で意見の違った時の参考の一つにして頂けたらと思います。
目次
私的にはアウトだったけど夫的にはアリだった事
私にとっては許せない子どもの態度も、夫的には許せる態度だった事がありました。
家族でイベントに行った時の事。
拘りのジューズやコーヒーの飲み物があり、娘(6)がチョコレートジュースを選びました。
が、苦くて飲めないと言い出し、遅めの開店を楽しみに待っていたのでガッカリでした。
すると、夫が気の毒に思ったのかお小遣いで新しいジュースを買い直してあげていました。
(私と同じで親バカなもので…)
買い直して貰ってご機嫌な娘、けれどすぐに「もうお腹いっぱいでいらん」と言い出します。
親切に買い直して貰ったのに、感謝もないわがままな態度になりありえないと感じてイラッとしました。
それは私もイラッとしちゃいそうだわ
パパに失礼だと指摘しようと思ったところ
夫が「あっはっは(笑)正直でよろしい!」と笑って娘の態度を受け入れてあげていました。
けれど明らかに失礼な態度。
「そういう時はせっかく買ってくれたけどお腹いっぱい、ごめんねって言った方がパパは嬉しいんじゃない?」と言おうとしました。
けれど、ここで私が私の正解で口を挟むのはどうなのだろうか。
娘が間違っていたとしても、それに口を出して正そうとすることも間違っているんじゃないか。
2人のやり取りで2人が納得しているのならそれでいいんじゃないか、と思い留まることにしました。
というのも、この時に夫が笑って娘を受け入れた様子が不意を突かれた反応だった為、こんな考え方があるんだー、と思いました。
私に無い考え方、色々な考え方に触れた方が娘が自分で考え方を選択できると思ったからです。
だから、夫と娘に口を挟まないでおこうと思いました。
自分にとって間違っていると感じる事でも正す事が全てじゃない、たまには自分の中をアバウトにしても良いんじゃないかと思いました。
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父親と母親それぞれの役割がある
父親とはこうだ母親だからこうしなければいけない、という話ではなく、父も母も各家庭でそれぞれ性格や考え方がありますね。
私は自分の中で筋を通した判断で関わるように意識しているので“~だからこうなの”という理由を説明しています。
理屈っぽいです。
私の中の筋なので子どもは意味が分からない事も多いと思いますが、筋を通すことを教えたいので分からなさそうな事も説明しています。
夫の中で自分の役割は“怒るときは怒って甘やかすときは甘やかすようなギャップ”を意識して関わっているそうで、これはこれで正論だと思います。
確かにギャップは大切です
ただし夫と私の意識している所って真逆なのです。
夫の意識はギャップを狙う事に重きを置いているのでその時の判断は自分の気分(情)で左右されます。
私は筋を通す事に重きを置いてるので理屈っぽくなりますが、情で判断しないのでこの点が真逆だと思います。
けれど、どちらも正論なのでどちらの良い点・悪い点を生活の中で子どもが学べるのでは無いかと思います。
また、お世話になっている家族で私達が見ているだけでもしょっちゅうぶつかり合うご夫婦がいます。
特に子どもへの関わり方で。
自分の正論が絶対的に譲れないからぶつかるのでしょうが、少し意識すれば相手の意見も正論なのが見えてきます。
自分の意見を曲げたくないというお二人意志の強さと本性を出してもやっていける関係なのだと感じます。
だからこそ、自分と意見が違うだけで“相手は相手で正しい”ので相手を信じて任せる事も時には大切になってきます。
立場が違うから視点も違うのだという事を念頭に置いて、真っ向から否定するのではなく捉え方や伝え方を今一度見直してみてはいかがでしょうか。
やっぱり子どもは見ている
親の子どもへの関わりはやっぱり見ています。
少なくとも私が子どもの頃は見ていました。
無意識にでも習慣に影響するので、我が子を見ると我が身を見ている気にもなりませんか?
子どもが親を見ててどう受け取るかはその子次第。
親から学ぶ事も沢山あるので、親の失敗が悪い事だけではない、という事です。
親が自分の為に子どもの気持ちを見ない関わりをしていたなら別ですが、子どもの為を思った失敗は誰にも付きものです。
というのも、私が両親の失敗から学んでいたことがあると実感する事が自分の人生の中で大きく影響しています。
自分が納得しない怒られ方をした時の受け流すのが格段に上手かったり
筋の通し方、押し付けられる事の苦痛さを学びました。
人それぞれ家で感じて学ぶことがあるので、学ぶ機会が多いにこした事はないと感じました。
そうなると、夫と関わるときは夫の、私と関わる時は私の価値観に触れて自分で良し悪しを感じられれば良いなと思っています。
まとめ
家庭は夫婦を中心に回るので、どういう形なのかはその家庭によって違いますよね。
思うようにいかなくてぶつかり合う事を選んだ親の元でも子どもは育ちます。
親が無関心でも子どもは育ちます。
待った無しで育ちます。
親の失敗でも子どもは学びます。
答えが無いから難しく、答えが無いから何でもあり。
相手とどうやって折り合いをつけるか、場合によっては結果オーライであれば良いのかもしれません。
子どもが自分で感じて自分で考えて自分に合ったものを選択する力がつくきっかけになれば良いなと思っています。
たまにはパートナーと子どもに任せて待てる心に余裕を作る意識も必要だと思います。
ありがとうございました。